明治神宮菖蒲田 by Hasui Kawase - 1951年 - 38.8 x 25.8 cm 明治神宮菖蒲田 by Hasui Kawase - 1951年 - 38.8 x 25.8 cm

明治神宮菖蒲田

木版画 • 38.8 x 25.8 cm
  • Hasui Kawase - May 18, 1883 - November 7, 1957 Hasui Kawase 1951年

『明治神宮菖蒲田』は、訪れた人々が花菖蒲を愛でる姿を描いています。川瀬巴水は、戦後の国土の荒廃には触れず、古来変わらない日本の穏やかな側面に目を向けることを好みました。明治天皇と昭憲皇太后を祭神とする明治神宮は戦時中に焼失し、1958年まで再建されませんでした。

明治天皇は近代日本最初の天皇。1852年に生まれ、封建制が終わりを告げ、天皇が統治権を回復した明治維新のさなかの1867年に即位しています。1912年の崩御の年まで続いた明治の御代に、日本は近代化と西洋化を遂げ、世界の列強の一角を占めるに至ったのです。 

P.S. 日本の芸術は素晴らしいですね。私たちも大好きなので、日本のアートの傑作50点をポストカードにしました(川瀬巴水の作品もあります)。デイリーアートのオンライン・ストアでチェックしてみてください。

P.P.S. 川瀬巴水の版画が、有名なアニメ映画のシーンのヒントになったことをご存知ですか?