1900年制作の『浜辺のダンス』は、『命のフリーズ』という名の22点の連作の内の1点。このシリーズ名称は、愛、病、死を主題とする1890年代以降の作品群に対してムンク自身が名づけたもので、『叫び』『マドンナ』『吸血鬼』『不安』『メランコリー』といった名だたる作品が含まれています。(デイリーアートのアーカイブで全作品が閲覧できます)
画面中央でダンスをする女性。それを見つめる黒い喪服を着た2人の未亡人。一人離れてたたずむ赤い服の女性は、性愛への強い思いがあふれる年頃を象徴しているようです。太い輪郭線で区切られた、色違いの帯状の層が、人生における周期を表現しています。
今日の作品は、プラハ国立美術館の協力で紹介しました。
P.S. ムンクの記念碑的シリーズ『命のフリーズ』についてもっと知りたい方はこちら。
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