アルマン・ルーランの肖像 by フィンセント・ ファン・ゴッホ - 1888年 - 65.5 x 54.3 cm アルマン・ルーランの肖像 by フィンセント・ ファン・ゴッホ - 1888年 - 65.5 x 54.3 cm

アルマン・ルーランの肖像

油彩/カンヴァス • 65.5 x 54.3 cm
  • フィンセント・ ファン・ゴッホ - 1853年3月30日 - 1890年7月29日 フィンセント・ ファン・ゴッホ 1888年

今日はボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館コレクション特集の最終日。お楽しみいただけましたでしょうか。最終日にお届けする傑作は、ゴッホが描いた素晴らしい肖像画です。

南仏アルルに滞在していた間に、駅の郵便局員ジョセフ・ルーランと親交を深めたゴッホ。彼はルーラン家の家族全員の肖像を描きました。郵便局員の夫、妻、幼い娘、そして今日の作品のモデルの息子。一連の作品はいろいろな点でユニークでした。ゴッホは肖像画を描くのが好きでしたが、経済的な理由などでモデルを見つけるのに苦労したので、全員がモデルになってくれ家族を見つけたのは僥倖そのもの。実際に一人ひとりが何度もモデルになってくれたのです。産毛のような口ひげを生やして、物憂げな顔つきをした17歳のアルマンは青春真っ只中。この真面目な若者は、肖像画に描かれた頃にちょうど実家を出て、鍛冶屋の見習いとして働きに出るところでした。少し悲しげな表情のアルマン。帽子のアングルも悲しみを示唆しているようです。

P.S. 今日、ゴッホが美術史上最も偉大な画家の一人とされている訳をご存知ですか?そこには、ヨー・ファン・ゴッホ=ボンゲルという名の女性の貢献があったのです!

P.P.S. 今日は旧暦のお正月。そこで新年をお祝いして、カレンダー全品25%オフでお求めいただけます!どうぞご利用ください。また、私たちはゴッホが大好きなので、ノートブックや靴下など素敵なゴッホ・グッズを作りました。デイリーアートのオンライン・ストアでチェックしてみてください。