人生は戦いなり(黄金の騎士) by グスタフ クリムト - 1903年 - 100 x 100 cm 人生は戦いなり(黄金の騎士) by グスタフ クリムト - 1903年 - 100 x 100 cm

人生は戦いなり(黄金の騎士)

油彩, テンペラ, 金箔/カンヴァス • 100 x 100 cm
  • グスタフ クリムト - 1862年7月14日 - 1918年2月6日 グスタフ クリムト 1903年

土曜日の今日は、断固とした声明で始めましょう。「人生は戦いなり」

しかし、憂鬱な気分なのは私ではなく、グスタフ・クリムトです。カンヴァスに描かれているのは、行く手を阻む邪悪な蛇をものともせずに前進する、金色の鎧で身を包んだ騎士。クリムトがこの騎士を描いた当時、彼はいささか苦境にありました。ウィーン大学の大ホールの天井を飾るために注文を受けた3枚の絵が「ポルノのようだ」と批判を受けた後で、自身の画風を模索し始めていた頃だったのです。デューラーの『騎士と死と悪魔』を参照したこの騎士の姿は、当時のクリムト自身の境遇を暗示しています。クリムトの代表作の一つとされる『人生は戦いなり』は、哲学者ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインの父親が所蔵していた時期もあり、クリムトの油彩画としては初めて日本の公立美術館のコレクションになった作品です。

P.S クリムトは独自の装飾的な画風を確立する以前は、型通りながらも美しい作品を制作していました。クリムトらしくない肖像画をこちらでご覧ください。

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