フランクリン・カーマイケルは、グループ・オブ・セブンの一員のカナダの画家。水彩画を好みましたが、オンタリオの美しさを表現するために油彩や木炭画なども制作。デザイナー、イラストレータでもあったカーマイケルは、広告や本の装丁も手掛けました。
カーマイケルをはじめとするグループ・オブ・セブンの画家たちが目指したのは、芸術を通して精神的価値を表現すること。超越主義に関連する信仰体系である神智学に影響を受け、神智学協会を創設したヘレナ・ブラヴァツキーからインスピレーションを得ました。神智学に感化されたのは彼らだけではありませんでした。ヒルマ・アフ・クリントも、この運動に大きな影響を受けた一人。神智学は、直感と、宇宙のあらゆるところに存在する神のようなものとの個人的な感情のつながりを大事にしています。
神智学の予言によれば、北米、特にその地理的位置ゆえにカナダは、精神的かつ文化的な再生を経験するだろうとされてきました。この北方ルネサンス的思想は、グループ・オブ・セブンの、土地に結びついたナショナリズム信仰と相通じるものがあり、カーマイケルの作品の主題には、それが色濃く表れています。
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