ランの枝にとまるツグミと蛾 by Shaikh Zain al–Din - 1778年 - 60 x 80 cm ランの枝にとまるツグミと蛾 by Shaikh Zain al–Din - 1778年 - 60 x 80 cm

ランの枝にとまるツグミと蛾

不透明水彩、インク/紙 • 60 x 80 cm

  • Shaikh Zain al–Din - fl. 1777– - 1782 Shaikh Zain al–Din

    1778年

この自然主義の習作は、ベンガル州最高裁首席判事のサー・イライジャ・インピーと、その妻レディ・メアリー・インピーが収集した著名なコレクションの中の1点。原本のアルバムは326点の絵画で構成され、その多くは今日の作品のように、画家の名前とパトロンであるレディ・インピーの名前の両方が記されています。この作品では、英国の支配勢力の庇護の下で活躍したインド人の画家シェイク・ザイン・アルディンが左下隅にペルシャ語で署名し、その横には「カルカッタのレディ・インピー所蔵」と記されています。

ザイン・アルディンはインピー・アルバムの中心的な画家として広く知られ、実物を見て描くことで見事な自然主義表現を実現したと考えられています。この絵に描かれているのは、ムラサキソシンカの枝にそっと止まる1羽の鳥と、蜜を吸おうと花に引き寄せられた蛾。ザイン・アルディンはムガル絵画技法を学びましたが、背景の風景や地色を余白にすることで、ヨーロッパの自然史図譜の要素も採り入れています。これは、画家が親しんだヨーロッパ版画の影響を受けた様式上の選択だと思われます。

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P.S. 鳥は、何世紀にもわたって絵画、版画、金属工芸品、陶磁器、更には部屋のデザインのモチーフにもなってきました。鳥のアートはこちら