川瀬巴水は、20世紀を代表する日本の多作の版画家。新版画運動を主導し、伝統的画題に洋画の影響を融合させました。
詩情豊かな風景画で知られ、移ろいゆく空気感や季節を表現し、目を見張る感性で光を捉えた巴水。浮世絵の伝統に新たな息吹を吹き込み、40年近いキャリアで制作した木版画はおよそ1,000点に及びます。
巴水は、東京や日本各地を旅して描いたスケッチや水彩画をもとにした風景画と都市景観画を専ら制作。広重(1797~1858)や北斎(1760~1849)などの浮世絵師が描いた名所絵とは異なり、巴水は急速に近代化が進む日本の静かな、あまり知られていない一隅を好んで描きました。
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Hasui Kawase