この作品は、アンリ・マティスの円熟の域に達した装飾的様式の傑作。マティスは長年モデルと助手を務めたリディア・デレクトルスカヤを、溢れんばかりの紋様に囲まれ、エキゾチックなモロッコ風の衣装を着て横たわる姿で描いています。絵に活力を与えているのは、躍動する色彩と独創的で多様な線の数々。マティスは絵筆の両端を使って描いています。筆先に黒い絵具をたっぷり含ませて輪郭を大胆に描き、絵筆の丸い柄先で、まだ乾いていない絵具を削り取って、カンヴァスの下地を露わにさせて白い線を作り出しました。
この作品は、ヒューストン美術館コレクションの特集月間の一環です。楽しんでいただけましたか?
P.S. アンリ・マティスが金魚にご執心だったことをご存知ですか?!
P.P.S. マティスのような画家たちが、いかにして色彩や空間、構図の見方を変えたのか?「絵画の見方」の無料オンライン・コースをチェックしてみてください!