二つの円と四角形 by Barbara Hepworth - 1963〜1964年 - 3061 x 1372 x 318 cm 二つの円と四角形 by Barbara Hepworth - 1963〜1964年 - 3061 x 1372 x 318 cm

二つの円と四角形

ブロンズ • 3061 x 1372 x 318 cm
  • Barbara Hepworth - 10 January 1903 - 20 May 1975 Barbara Hepworth 1963〜1964年

本日もクレラー・ミュラー美術館の名作をご紹介します。念のためお伝えしておきますが、今月は毎週日曜日にこの美術館のコレクションをご紹介しています。

バーバラ・ヘップワースは、空洞や窪み、開口部の流れるような曲線のフォルムによって空間体験や光と影の驚くべき効果を生み出す、抽象的で有機的な彫刻作品で知られています。当初、彼女は主に木や石に作品を彫っていました。なぜなら、彫刻にとって「純粋」かつ直接的な手法であると考えたからです。その後、彼女はブロンズでの鋳造も行いました。

この作品は、ヘップワースが初めて正方形を使って制作したもので、彼女の普段の有機的で形式的な慣用表現から逸脱した、一風変わった作品です。この彫刻の2つの長方形と円形の穴の相互関係が、作品を周囲の空間へと開放しているのです。

ヘップワースは、作品が生まれる源でもある自然の中で彫刻を見せることを好みます。「彫刻は解放的な光の中で成長し、太陽の動きによってその様相は常に変化し、空間と空の様子によって広がり、呼吸することができると思うのです。」それゆえ、この作品は美術館の彫刻の庭で、その美点を存分に発揮しているのです。

それでは、よい週末を!