踊る狐 by Ohara Koson - 1900–1910年代 - 36.3 x 19 cm 踊る狐 by Ohara Koson - 1900–1910年代 - 36.3 x 19 cm

踊る狐

木版、紙にインクと着彩 • 36.3 x 19 cm
  • Ohara Koson - February 9, 1877 - 1945 Ohara Koson 1900–1910年代

小原古邨は日本の画家・版画家で、「新版画」運動の一時期であった19世紀後半から20世紀初頭の作家です。

新版画は伝統的な浮世絵と同じく、絵師・彫師・摺師・版元が労働者として作業を分担するスタイルです。自画・自刻・自摺による「創作版画」とは区別され、そちらは創作意欲を持った画家一人によって制作されるものでした。

新版画運動が盛んだったのは1915年から1942年ごろでしたが、そのあと1946年から1950年にかけても再び盛り上がります。版画家たちはヨーロッパの印象派から影響を受け、西洋画のスタイルを取り入れました。例えば、光の効果を用いたり、個人の画風を確立させたり。それでも風景画や景勝画、美人画、役者絵、花鳥絵といった伝統的なテーマは守り続けました。

そう、この絵をよく見ると、蓮の葉を帽子にした狐が踊っていますね :) 不思議なものつながりで、私たちがセレクトした有名なロブスターをこちらからチェックしてみてください。