これは、ニューヨーク、ブルックリンの日常です。フランシス・ガイは、2階にあるアトリエの窓からフロント通り、ジェームズ通り、フルトン通りが交わる賑やかな街角を描きました。建物と遠景を正確に描写するために、ガイは細かい目の金網を窓に置き、目の前の風景をそこにチョークで写し取ってから、その金網ををカンバスに置いて転写したのです。
ここに描かれているのは、ガイの隣人たちです。前景では、無名のアフリカ系アメリカ人が木を切り、左手ではジェイコブ・パッチェンという肉屋が羊の脚を持って歩いています。ベンジャミン・ミーカーという大工は、直角定規と計測棒を持って道の真ん中に立っています。
良い日曜日を!
P.S. ニューヨークを描いた驚きの作品10点はこちら。