高級娼婦とされる女性の肖像画 by Jacopo Palma the Elder - 1520年頃 - 87.4 x 73.5 cm 高級娼婦とされる女性の肖像画 by Jacopo Palma the Elder - 1520年頃 - 87.4 x 73.5 cm

高級娼婦とされる女性の肖像画

油彩、キャンバス • 87.4 x 73.5 cm
  • Jacopo Palma the Elder - c. 1480 - 30 July 1528 Jacopo Palma the Elder 1520年頃

16世紀初期の、女性を描いたほかのヴェネツィア絵画と同様、この作品も伝統的に、高級娼婦の肖像画だと信じられていました。しかし実際は、これらの肖像画は結婚の引喩です。女性は胸を見せていますが、それは多産の象徴で、愛情と魅力を示しています。下ろした髪はヴェネツィアの花嫁の伝統です。白いブラウスは典型的な嫁入り衣裳で、純潔の象徴なのです。

ヤコポ・パルマ(老パルマ)は、養子によりヴェネツィア人となりました。このようなふくよかで魅力的な女性の半身肖像画で有名ですが、それはティツィアーノの考案したモデルを、彼なりの解釈で描き表したものです。本日の絵画は、 ポルディ・ペッツォーリ美術館のご協力で紹介しました <3

P.S. こちらから、赤を着たステキな女性のセレクションをどうぞ――絵画における、有名な赤い服たちです!