今日はスコットランド国立美術館特集の最終日。最後は冬景色の傑作です。もう冬ですね!
補色の関係にあるオレンジと青が揺るぎない形に安定感を与え、積みわらの陰を雪景色に投げかけています。ここは、モネが有名な睡蓮の庭を造ったジヴェルニーの家の西に位置する野原。モネは秋の積みわらを残しておくよう地元の農民に頼み込み、比較的穏やかな1890年の冬にこの一連の作品を描きます。画家は戸外とアトリエで描いた部分を統合させて、様々な光を浴びる積みわらの絵を少なくとも30点制作しました。叙情的で抽象的とも言える傑作は、多くの後の画家に影響を与えたのです。
P.S. 「積みわら」はモネの画業の中でも重要な要素。画家としての才能がほとばしる10点をご紹介します!
P.P.S. 印象派がお好きな方は、デイリーアート・ショップを覗いてみてください。モネの傑作をフィーチャーした複製画やノートブックはいかがですか。