バッカスの巫女 by John William Godward - 1890年 - 29 x 45 cm バッカスの巫女 by John William Godward - 1890年 - 29 x 45 cm

バッカスの巫女

油彩/カンヴァス • 29 x 45 cm
  • John William Godward - August 9, 1861 - December 9, 1922 John William Godward 1890年

ギリシャ神話では、ディオニュソスの女性信奉者で、神の供回りの一団ティアソスの中心メンバーを”メナード”もしくはBassarids、Bacchae、Bacchantesと呼んでいます。メナードとは「わめきたてる者」を意味します。 

メナードは、酩酊状態で踊りながら、ディオニュソスの神秘によって恍惚とした熱狂状態に陥った姿でよく描かれていました。儀式の間、メナードは小鹿の皮をまとい、ツタやブドウのつるで飾られ、先端に松かさをつけたテュルソスという長い杖を持っています。頭にはツタでできた冠か、神に敬意を表した雄牛の兜をかぶり、蛇を操るか体に巻きつけています。今日紹介するゴッドワードが描いたメナードは、かなりくつろいでいる様子です。熱狂的に踊り狂って、恍惚状態になった後の休息の時間でしょうか?挑発的な姿で私たちをまっすぐ見つめています。

素敵な土曜日をお過ごしください!

P.S. メナードについて知っておくべきすべてのことはこちら。そして、現代アートとポップ・カルチャーにメナードが与えた影響についてはこちらをご覧ください。(ビヨンセも!)

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