ヘンリー8世 by Hans Holbein the Younger - 1537〜1547年頃 - 240.3 x 148.0 cm ヘンリー8世 by Hans Holbein the Younger - 1537〜1547年頃 - 240.3 x 148.0 cm

ヘンリー8世

油彩/カンヴァス • 240.3 x 148.0 cm
  • Hans Holbein the Younger - c. 1497 - 1543 Hans Holbein the Younger 1537〜1547年頃

今週のDailyArtマガジンは、クイーン&キングの週です!この機会に、もっとも(悪)名高い王様の一人をお見せしましょう――ヘンリー8世です。この全身の肖像画は、ホワイトホール・パレスの壁画としてハンス・ホルバインが描いた有名な肖像画に由来します。彼は鑑賞者の方を向いて立ち、右手には手袋を、左手には短剣を吊り下げた鎖を持っています。贅沢に刺繍されて宝石がちりばめられたダブレット(訳注:中世の男性用胴衣)、毛皮で裏打ちされたマント、羽付き帽子、ガーター勲章を身に着けています。

ヘンリー8世は、6度の結婚、そして(特に)最初の(キャサリン・オブ ・アラゴンとの)結婚を取り消すための奮闘で最も有名です。その結婚解消に対する、ローマ教皇クレメンス7世との意見の相違から、ヘンリーはイギリス宗教改革へ着手し、イングランド国教会をローマカトリック教会の権力から分離させました。彼は自らをイングランド国教会の首長に任命し、彼を破門した修道院を解散させました。ヘンリーはまた、“王立海軍の父”としても知られます。彼は海軍に多額の投資を行い、軍艦をわずか数艦から50艦よりも多く増やし、そしてネイビー・ボード(海軍会議)を設立しました。

P.S. ヘンリー王の妻たちの劇的な運命について知りたいなら、不当な扱いを受けた王室の妻たちに関する記事をこちらでどうぞ。それから、DailyArtマガジンのニュースレターの登録もお忘れなく! <3