王妃の欠けた顔 by Unknown Artist - B.C.1353–1336年頃 - 13 x 12.5 x 12.5 cm 王妃の欠けた顔 by Unknown Artist - B.C.1353–1336年頃 - 13 x 12.5 x 12.5 cm

王妃の欠けた顔

黄碧玉 • 13 x 12.5 x 12.5 cm
  • Unknown Artist Unknown Artist B.C.1353–1336年頃

この印象的な断片は、様々な材質で作られた彫像の一部。裏側には、白い服装を表すエジプト雪花石膏でできていたと思われる彫像の身体部から伸びるほぞをはめるための、ほぞ穴の跡が残っています。頭には、チャット(訳注:東アフリカとアラビア半島に分布する広葉樹)でできた髪飾りか、ヌビア人のかつらをつけていたようです。

この王室の女性が誰なのか、確かなことはわかっていません。アクエンアテンの母で、崇拝の的だったアマルナの賢女、王妃ティイは当時既に年老いており、このような官能美を見せる姿で表現されるとは考えづらく、ネフェルティティかキヤではないかとも言われています。

美しさが垣間見えますよね?

P.S. 美術史家を魅了してやまない、有名なネフェルティティの胸像。これは古代の傑作か、世紀のでっち上げか? 詳しくはこちら