家族(ホワイト山地の夏の想い出) by Marguerite Zorach - 1917年 - 86.4 x 72.4 cm 家族(ホワイト山地の夏の想い出) by Marguerite Zorach - 1917年 - 86.4 x 72.4 cm

家族(ホワイト山地の夏の想い出)

平織の絹;羊毛の刺繍 • 86.4 x 72.4 cm
  • Marguerite Zorach - September 25, 1887 - une 27, 1968 Marguerite Zorach 1917年

マルグリット・ゾラックはアメリカのフォーヴィスムの画家、織物アーティスト、グラフィック・デザイナー。初期アメリカン・モダニズムの主導者でもありました。今日紹介するのは彼女の刺繍作品。手間と時間がかかるこの手の作品の作例は非常に少なく、20点に届きません。

刺繍は「芸術」ではなく「工芸」とされていた時代に、ゾラックは美的魅力にあふれる刺繍作品を着想し、制作することで、工芸と芸術の垣根を取り払ったのです。自然と調和した家庭生活への賛歌を表現した『家族』は、ゾラックの代表作の一つ。そこには画家自身と夫、息子が、常緑樹と4組の動物と共に描かれています。 

今日の作品は、クリーブランド美術館の協力で紹介しました。

P.S. 女流画家の作品をもっと見たい方は、デイリーアートの女流画家ノートブックをこちらでチェックしてみてください。

P.P.S. メアリー・カサットをご存知ですか?印象派のアメリカ人女性の生涯については、こちらをご覧ください!