橋

ドリット・ブラックはオーストラリアのモダニスト画家・版画家で、オーストラリア・モダニズムの先駆者として知られています。彼女はモダン・アートを熱心に提唱し、オーストラリアでのモダニズムの教育、促進、制作へ残りの人生の捧げました。1931年には、オーストラリアで最初のモダニズム専門ギャラリーであるシドニーのモダン・アート・センターを設立。同ギャラリーはまた、オーストラリアで女性に設立された最初のギャラリーの一つでもありました。画業に関しては、1930年代にリノカット、1930年代後期には水彩を制作し、その後は油彩へ回帰しました。

彼女は様々な建設段階で描いたシドニー・ハーバー・ブリッジの絵で有名です。今日紹介している絵は、オーストラリアで最初のキュビズムの風景画。シドニーのバルズ・ヘッド保護区からの眺めで、建設中の橋の湾曲したアーチ２つの側面が描かれ、中央には湾の海、前景には家があります。ブラックは、世界恐慌のさなかに急激に前進した工学技術への興奮と称賛を描き、シドニーの社会へ未来の希望を与えました。

P.S. これまでのオーストラリアの美術史をさっと振り返ってみましょう！

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