今日でボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館の月間特集が終わります。同館の所蔵品から選びぬいた傑作を、私たちと同じくらい楽しんでいただけたなら嬉しいです!
一般にワシリー・カンディンスキーは、おそらくヒルマ・アフ・クリント以後の西洋美術における抽象画の先駆者の一人と位置づけられています(クリントの驚愕のストーリーもお読みいただくことを強くお勧めします)。今日はカンディンスキーの抽象期以前の作品をご紹介。画家は本作で、全力で駆ける馬と騎手を、巧みに配置されたいくつかの線と色彩の面のみという、最小限の方法で描きました。この絵の制作は1911年で、カンディンスキーが写実主義から抽象主義へ移る転換期です。彼は自由な形、線、色彩を通して、感情と思考を統合させました。
P.S. 1月ももうすぐ終わりです! まだアートなカレンダーを手に入れていないなら、DailyArtショップで美しい商品をチェックしてください!