ヘレン・シャルフベックは、主に肖像画や自画像を制作したモダニズムと表現主義のフィンランドの画家。今日紹介するのは、黄色いバラを描いた晩年の作品です。
シャルフベックの絵画の特徴は、洗練された繊細な色遣い、光への強いこだわり、そして時としてメランコリックで内省的な表現。彼女は長年をかけて、細部を描写するリアリズムから、よりミニマリズム的で抽象的な手法へと画風を変化させ、晩年の作品では大まかな筆致と簡素化された構図が顕著になりました。シャルフベックに特徴的な感受性と繊細さで表現された、色彩と光の調和をご覧ください。
この美しくも瞑想的な作品は、花のアート・ポストカード50枚セットの中の1点にも選ばれています。デイリーアート・ストアでチェックしてみてください。
P.S. ヘレン・ソフィア・シャルフベックと、生涯を通して進化を続けた、その独自のスタイルについては、こちらをご覧ください。