朝顔美人図 by Katsushika Ōi - 1820年代頃 - 34.2 x 44.8 cm 朝顔美人図 by Katsushika Ōi - 1820年代頃 - 34.2 x 44.8 cm

朝顔美人図

掛軸/絹本着色 • 34.2 x 44.8 cm
  • Katsushika Ōi - c. 1800 - c. 1866 Katsushika Ōi 1820年代頃

葛飾応為は江戸時代の日本の画家。江戸時代に一般的となった、日常の場面、風景、歌舞伎役者、美人などを描く「浮世絵」という木版画への功績で知られています。彼女は葛飾北斎とその2番目の妻との娘。父親は彼女の美術的潜在能力を若い頃から認めており、美術の志を追求することを勧めていました。

応為の画風は父親から強く影響を受けており、彼女は父親とよく色々な制作で協業しました。彼女は、作品に自身の名を入れることもあれば、父の名を入れることもありました。また、自身の作品を区別するために「辰女」という画号も用いました。

葛飾応為の浮世絵への寄与は相当なものでしたが、その作品は父親の巨大な名声の影に隠れていることがよくあります。しかし、繊細な筆運びと細かさに特徴づけられる彼女の作品を見れば、その才能と制作への献身は明らかです。父親ほどは有名ではないかもしれませんが、浮世絵界への、そして日本美術への彼女の貢献はとても重要なものでした。彼女の作品は現在、美術愛好家や歴史家たちに受け入れられ、称賛されつづけています。

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P.P.S. 知るべき日本の女性画家は、葛飾応為だけではありません。宮家からも依頼を受けた素晴らしい画家、野口小蘋に会ってみてください!