ノルウェーの画家ハリエット・バッケルが描くこの静謐な情景の舞台は、オスロ・フィヨルドの街、ラルヴィクのオーヴレ・ナンセットにある使われていない居間。この部屋は冬の間、観葉植物の冷涼な保管場所として利用され、独特の室内景観を生み出していました。背の高い植物が高い天井に届くほど伸び、大きな窓から射し込む冷たい光をいっぱいに浴びています。
様々な緑の葉が冬の光に照らされる様はそれぞれに異なり、その豊かな色彩の競演を表現するのは、バッケルの画家としての腕の見せどころ。冷たい光は、部屋中に散らばる黄色と赤の布地の暖かさと対照を成しています。多くの同時代の画家の例に漏れず、バッケルも冬の季節特有の室内外の光に深い関心を抱いていました。
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Harriet Backer