月に遠吠えする犬 by Philipp Otto Runge - 1803年 - 18.2 x 15.5 cm 月に遠吠えする犬 by Philipp Otto Runge - 1803年 - 18.2 x 15.5 cm

月に遠吠えする犬

白紙の切り絵、青紙 • 18.2 x 15.5 cm

  • Philipp Otto Runge - 23 July 1777 - 2 December 1810 Philipp Otto Runge

    1803年

今日は「ブルー・マンデー」。それは2000年代初頭に生まれた「一年でもっとも憂鬱な日」を指す造語で、たいてい1月の第3月曜です。悪天候、休み明けの憂鬱、経済的ストレスなどと関連付けられた疑似科学の公式が基になっています。専門家は科学的根拠はないと認めていますが、でもこの機会には、素晴らしいブルーの美術を紹介させてもらえませんか?  

フィリップ・オットー・ルンゲの『月に遠吠えする犬』は青い紙に載せた白い紙の繊細な切り絵で、このドイツロマン主義の画家が卓越していた媒体です。現在はハンブルク美術館の国立版画素描館所蔵のこの小さいながらも際立つ作品は、ルンゲが自然や夜景の象徴的言語に魅了されていたことを明らかにします。満ちていく月に向かって遠吠えする犬のシルエットは、無限さ、神秘性、超自然性へ対するロマン主義の強い憧れをとらえています。驚くべき精巧さのこの切り絵では、シンプルなモチーフが、孤独、本能、未知なるものの引力といった詩的な画面へと姿を変えます。ルンゲの最も幻想的な作品群と同時期に制作された本作は、ドイツロマン主義の本質を抽出しており、たったひとつの、静かで忘れられないイメージです。

ハッピー・マンデーになりますように。  

P.S. あらゆる時代の画家たちがどのように動物を描写したのか、「動物ポストカード50枚セット」でご覧ください。友だちへメッセージを送るのにもピッタリです。 :)

P.P.S. アートにおける色彩はさまざまな感情を表しているとご存知でしたか? 色彩心理学の魅惑的な世界を探りましょう!