1859年の今日、デンマークを代表する画家の一人、アンナ・アンカーが生まれました。彼女はスケーエン派の中で、スケーエンで生まれ育った唯一のメンバー。そこはユトランド半島北部の漁村で、スカンジナビアで最も重要な芸術家コロニーの一つになりました。訪れる芸術家たちの集いの場だったブロンダム・ホテルの経営者の娘として、幼い頃から絵に親しんだアンカー。ヴィルヘルム・キューン(訳注:デンマークの風景画家)がコペンハーゲンに作った美術学校で学び、その後ピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌのパリのアトリエでも学んだ彼女は、自然光と色彩の効果を大切にしながら、独自の芸術表現を確立しました。
アンカーが好んだ題材は、家庭の室内風景や女性、子供、漁師を始めとするスケーエンの人々の生活。エピソードを描くよりも、静かな部屋に射し込む陽光の効果を表現することに注力しました。彼女にとって家とは、単に生活する場所ではなく、芸術作品そのもの。そして、人々を迎え入れる場所でもありました。客人をもてなすことが好きだったアンナは、スケーエンの画家仲間を自宅に招いてパーティを開き、お互いに知り合う機会を設けたのです。スケーエンのマークヴェイにあった自宅(現在は美術館)はアンナの作品に繰り返し登場しますが、その独特の装飾の細部からすぐにそれとわかります。
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