ジュリア、レディ・ピール

私は肖像画が大好きです。神秘的な感じがしますからーー描かれた女性は誰だろう？彼女の人生はどんなものだったのだろう？ ジュリア・フロイド（1795-1859年）は1820年、イギリスの大物政治家、ロバート・ピールと結婚しました。彼は2度も首相を務めた人物で、ローレンスの熱心なパトロンでもありました。このフリック・コレクションの肖像画は、シャポー・ド・パイユ（麦わら帽子）で知られる、ルーベンス作のスザンナ・フールマン・ランデンの肖像画に明らかに影響を受けています。それはピールが1823年に手に入れた肖像画でした。ローレンスの「ジュリア、レディ・ピール」は1827年のロイヤルアカデミーで初披露され、批評家は「モダンアートの最高傑作だ」と評しました。ローレンスの華やかで美術通好みのスタイルは、イギリス摂政期の精神を象徴するようになりました。

今日の美しい一枚は、フリック・コレクションのご協力でお届けしました。また明日！  : )

P.S. こちらで、おそらくあなたがまだ見たことのない（そして見るべき）、女性アーティスト作の5つの肖像画が見られます。