Rembrandt van Rijn
今日はいつも通りレンブラントの絵をご紹介しましょう^^。この自画像はアムステルダムにあるレンブラントの家で見ることができます。オランダにお越しの際はぜひご覧ください！
この象徴的な肖像の中で，レンブラントは理想化された自分自身を描くことはしなかった。それよりも，エッチング用のニードルもしくはペンをとめて，淡々と仕事をしている芸術家としての42歳の自分自身を描いた。彼の真っすぐな目は魅力的な実直さを醸し出し，見る者を静かな薄暗い空間に引き込む。この絵はレンブラントが公式上で最後に描いたとされる自画像であり，おそらくエッチングだと思われるが，仕事に集中した真剣な芸術家としての彼が表されている。彼が身にまとっているのは，自分のスタジオで着ていたマントとハットである。レンブラントはビュランとドライポイント技法を組み合わせたエッチングを重ねて，繊細で中間的な表情を作り上げている。彼の顔は，左から差し込む光を通して暗闇から浮かび上がっているのである。
良い金曜日を！
追伸：この素晴らしい美術館ではレンブラントのカーリーヘアの自画像も見れます！