極北の春の日 ノルウェー北部の習作 by Anna Boberg - 20世紀前半 - 100 x 80 cm 極北の春の日 ノルウェー北部の習作 by Anna Boberg - 20世紀前半 - 100 x 80 cm

極北の春の日 ノルウェー北部の習作

油彩/カンヴァス • 100 x 80 cm
  • Anna Boberg - 3 December 1864 - 27 January 1935 Anna Boberg 20世紀前半

アナ・カタリーナ・ボーベルグ(1864~1935年)は7人兄弟の6番目。パリでフランス語を学びながら、短期間アカデミー・ジュリアンで絵の勉強もしました。パリでは、将来の伴侶となる建築家フェルディナンド・ボーベルグとの出逢いもあったアナ。1887年に絵を描き始め、翌年には初の個展を開いいています。絵に加えて、織物や舞台美術にも取り組む傍ら、1901年の夏には初めてノルウェー本土とロフォーテン諸島を旅しました。田園風景、特別な光の輝き、オーロラ、真夜中の太陽などに深い感銘を受けたアナは、30回以上も彼の地を訪れ、夏用と冬用の家を建てました。多作だった彼女は多くの作品を遺しています。この絵のタイトルは特徴的。一見すると真冬の情景のようですが、実は春の日を描いているのです。

ストックホルムにあるスウェーデン国立美術館所蔵の今日の作品は、ヨーロピアナの協力で紹介しました。ちなみに、女性史特集月間はまだ継続中ですよ。

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