オディロン・ルドンは、50代半ばまではもっぱらモノクロの絵を描いていましたが、後期には大胆で器用な色彩の使い手となりました。彼は作品において頻繁に、奇妙で非現実的なテーマを探っており、その例として、伝統的な静物画をどこかとても不思議なものに変化させています。花瓶は漠然とした空間を浮遊しているようで、色彩は自然界の色相の持つ明るさを超越しています。ルドンはパステルを使って深くまばゆい色彩を引き出し、戦略的な補色の配置(黄色と対の紫、緑と反対の赤)でその活力を高め、花々をまるで輝いているかのように見せています。
美しいですよね?
P.S. 花の絵ポストカード50枚セットでは、ルドンのもう一つの花の絵(や、その他の素晴らしい花の絵)にも出会えます!
P.P.S. こちらは春向けの美しいフラワー・アレンジメント10作品です。お楽しみください!